新たな譲渡のかたち 〜「犬猫譲渡促進」を目指す 埼玉県越谷市の取り組み〜


譲渡会とは、地域の保健所や動物愛護センター(行政),動物愛護団体(ボランティア)が保護している犬や猫を里親希望者へと譲り渡す取り組みのことをいう。里親探しをするうえで極めて有効な手段であるが、国内では認知度が低い。日本での主なペットの入手先はペットショップだからだ。保護された犬猫たちの新しい飼い主と出会うチャンスを増やすには、譲渡会や保護施設の存在をより多くの人に知ってもらう必要がある。そのために、保健所や動物愛護団体はどのような取り組みを行っているのか。また、取材を通じて見えてきた「新たな譲渡のかたち」とは一体どういうものなのだろうか。(取材・文・写真=新田佑華)

▼目次

序章 新たな出会いを待つ犬猫たち
第1章 日本のペット問題の現状と行政の取り組み
第2章 駅前譲渡会とボランティア団体の実情
第3章 保護猫カフェが動物保護の入り口になる?
第4章 新たな譲渡のかたち
終章 動物と暮らすということ

 


序章 新たな出会いを待つ犬猫たち

2012年の夏、JR南越谷駅前の広場で1匹の子犬に出会った。コリーとビーグルのミックス犬で、色違いの兄弟と一緒にケージの中で眠っていた。ボランティアの方に話を聞くと、農家で飼われていた犬が知らぬ間に出産したとの連絡を受け、飼い犬の不妊去勢を約束するという交換条件で赤ちゃんを保護したのだという。
その場で譲渡は決めなかったものの、帰って家族と相談し、翌日には子犬を引き取ると決断した。後日、引き渡しに来たスタッフの方が「先住犬がいると聞いたので、安心して任せられるのではないかと思いました」。そう母に話していたのが印象深かった。今思えば、この子との出会いが動物保護に興味を持つきっかけだった。

写真1 実家で引き取った譲渡犬の現在(筆者撮影)
写真1 実家で引き取った譲渡犬の現在(筆者撮影)

 

この子と同じように、全国の保護施設ではたくさんの犬猫たちが新たな飼い主との出会いを待っている。しかしながら、日本での主なペットの入手先はペットショップであり、譲渡会の認知度はまだまだ低い。
一般社団法人ペットフード協会が毎年行っている全国犬猫飼育実態調査[1]では、犬猫飼育者のうちシェルター(飼い主のいない動物たちの保護施設)を利用しなかった人を対象に、動物愛護団体からの入手検討有無について質問している。図1はその回答結果である。

図1 動物愛護団体からの入手検討有無(全国犬猫飼育実態調査をもとに筆者が作成)
図1 動物愛護団体からの入手検討有無(全国犬猫飼育実態調査をもとに筆者が作成)

グラフから、回答者の半数以上がそもそもシェルターの存在を知らなかったということが分かる。これはつまり保護施設の存在、そしてそこで保護されている犬猫たちの存在を知らなかった、ということを意味する。こういった点からも日本の動物愛護に関する教育・指導は不十分であると感じた。

シェルターやボランティア団体のもとにいる犬猫は、飼い主不明で保護されたりやむを得ない事情により飼い主から引き取られたりした動物たちがほとんどだ。迷子になったまま元の飼い主が見つからないケースもあるが、中には虐待を受けて人間に対して恐怖心を持っている子もいる。近年、テレビのニュースや動物番組でも「多頭飼育崩壊」という言葉を目にする機会が増えた。そういった劣悪な環境から保護されてやって来た子たちが新しい家族を見つけるためには心のケアも必要になってくる。

 

譲渡会は里親探しにおいて有効な手段のうちの一つだ。動物のメンタルに配慮し、セカンドパートナーになるための審査など譲渡までのフローもきちんと行うことを前提として、譲渡会をより身近なものにできないか。保護施設でただ会いに来てもらえるのを待つだけでなく、人がたくさんいる場所に犬猫たちが会いに行き、新しい飼い主と出会うチャンスはないのだろうか。そこで、まずは地元である越谷市や市内の動物愛護団体への取材を通じて、新たな譲渡会のかたちを考えたい。

 


第1章 日本のペット問題の現状と行政の取り組み

先ほど紹介した我が家の譲渡犬は、「心(ココ)」と名付けられた。子犬の頃から散歩が大好きで、散歩用のリードを手にすると癖のある走り方で嬉しそうに駆け寄ってくる姿は今も昔も変わらない。そんな彼女は一度迷子になったことがある。散歩中に転倒した母の手からリードがすり抜けてしまい、そのまま走って逃げてしまったのだ。幸い20分ほど経ってから自分で家に戻ってきたので事無きを得たが、母からの連絡を受けて探し回りながら「もしどこかで事故に遭ったら、このまま見つからなかったら、保健所に連れて行かれてしまったら…」と最悪な事態を想定して泣きそうになったのを覚えている。「保健所に連れて行かれたら殺されてしまう」、そんなイメージが私の中にあったからだ。

 

ペット流通に潜む闇

ペットを飼っている人ならば「殺処分」という言葉を一度は耳にしたことがあるだろう。日本では、年間約3万3千弱もの犬猫が殺処分されている(令和元年度)。単純計算で1日に約90匹の命が奪われているのが現実だ。
殺処分の方法についても様々な意見がある。環境省の「動物の殺処分方法に関する指針」[2]では、次のように述べられている。

管理者及び殺処分実施者は、動物を殺処分しなければならない場合にあっては、殺処分動物の生理、生態、習性等を理解し、生命の尊厳性を尊重することを理念として、その動物に苦痛を与えない方法によるよう(中略)努めること。

ここでの「苦痛」は、「痛覚刺激による痛み並びに中枢の興奮等による苦悩、恐怖、不安及びうつの状態等の態様をいう」と定義されている。ところが、多くの保健所や動物愛護センターで長年用いられてきた方法は炭酸ガスによる窒息死だ。たくさんの犬猫が狭い部屋に一度に閉じ込められて亡くなっていく。この方法が「苦痛」ではないというのなら、一体何なのだろうか。

 

図2 殺処分までの流れ(筆者作成)
図2 殺処分までの流れ(筆者作成)

 

法改正とその効果

平成24年に動物愛護管理法[3]の一部が改正された。ここでは動物所有者の責務として「終生飼養(動物がその命を終えるまで適切に飼養すること)」が明記されており、動物取扱業者の責務についても「販売が困難になった動物の終生飼養の確保」が明記されている。これにより、保健所は飼い主や動物取扱業者からの身勝手な理由での引き取りを拒否できるようになった。

殺処分について調べている時、越谷市の近くに位置する川越市のホームページが目に入った。「犬や猫が飼えなくなった飼い主さんへ」と題するそのページには、犬猫の引き取りを希望する飼い主に対して「殺処分とは皆さんが考えている様な安楽死ではありません」、「失われた命は二度と戻ってきません!自分の都合ばかり優先せずに今まで飼ってきた動物の幸せを第一に考えてください。それが飼い主の責任です」といったような文章が書かれていた。同様に、埼玉県のホームページにも「飼っている猫や犬は、家族の一員として終生飼育することが原則です!!」、「センターや保健所に引き取られた猫や犬のほとんどが殺処分になります」という警告が載っていた。こういった点からも保健所が安易に引き取りを行っていないことがよく分かる。動物たちを生かしたいという気持ちはきっと職員さんも同じなのだろう。

 

法改正に伴って殺処分数は減少したが、その一方で動物虐待や遺棄事件が増加しているのもまた事実である。2020年3月、動物虐待事件の年間の摘発件数が初めて100件を超え過去最多となったという報道が出た。警察庁によると、2019年中に動物を虐待したとして動物愛護法違反容疑で摘発されたのは105件に上り、その内49件は「遺棄」だった。図3は全国の犬猫殺処分数[4]と動物虐待事犯の検挙事件数[5]の推移を表している。10年間で殺処分数は6分の1以下にまで減少したが、事件数は3倍以上に増えていることがグラフから読み取れる。

図3 全国の犬猫殺処分数と動物虐待事犯の検挙事件数の推移(環境省と警察庁の統計をもとに筆者が作成)
図3 全国の犬猫殺処分数と動物虐待事犯検挙事件数の推移(環境省と警察庁の統計をもとに筆者が作成)

このような事例を踏まえ、令和元年に行われた法改正では所有者が繁殖を望まない場合は不妊去勢など所要の措置を講じることが義務化された。これにより、望まれない命の減少や多頭飼育崩壊の防止が期待できる。また、犬猫等販売業者に対してマイクロチップ装着の義務、飼い主に対してもその努力義務が課された。マイクロチップを装着した犬猫は登録が必要になることから、迷子犬・猫の減少が期待できる。さらに、動物の殺傷、虐待および遺棄に関しても罰則が強化された。
平成30年度のデータでは、保健所や動物愛護センターに収容される犬猫のうち飼い主から直接引き取るケースが約15%、残りは所有者不明となっている。この大部分を占める「所有者不明」の犬猫たちが、今回の法改正で減少することを祈るばかりだ。

問題解決への道のりは長い。様々な施策を講じて全国的に「殺処分ゼロ」が達成されたとしても、「終生飼養」が守られなければ根本的解決にはならないからだ。悪質なブリーダーや無責任な飼い主が存在する限り、犬猫たちへの虐待や遺棄はなくならないだろう。

 

保健所の譲渡会

全国の都道府県・指定都市・中核市の中には、殺処分を行なっていない自治体も複数ある。神奈川県では、犬について平成25年度から7年間、猫について平成26年度から6年間殺処分ゼロを継続している。令和元年6月には平塚市にある県の動物愛護センターが「処分のための施設」から「生かすための施設」へと転換され、話題を呼んだ。

6年前に中核市になった越谷市も殺処分を行っていない自治体のうちの一つだ。引き取り数の少ない越谷市保健所では、市からの譲渡に関してはホームページへの掲載のほか、市内の動物病院や大型ショッピングセンター内のペットショップにポスターの掲示をお願いするなどして里親募集を行っている。そのため、保健所で年に2回開催される譲渡会には市内の動物愛護団体が飼育管理する犬猫たちが参加している。

保健所の取り組みについて、生活衛生課の上口さんからお話を伺うことができた。保健所を含め、公共施設での譲渡会開催については「ペットを伴うイベントの使用は禁止されていないものの、慎重に対応している施設が多く、開催は難しい場合がある」という。公共施設は様々な人が利用する場所であり、その利用者の中にはペットアレルギーを持つ人もいるからだ。現在、市の保健所での譲渡会は複数の団体が猫を持ち寄るかたちで開催しているため、「参加する猫の健康状態(ワクチンの有無、不妊去勢手術の有無、ノミダニ駆虫の有無)等、すべての参加団体が納得できるルール作りを行っています。また、会場となる会議室は譲渡会以外でも使用するため、被毛の飛散など、開催後の利用に支障がないよう清掃等に気を付けています」。譲渡会の参加者と施設の利用者の双方に配慮することが大切だ。

 

越谷市保健所では、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり譲渡会は開催できていない。しかしこれまでの譲渡会では、市のホームページや広報紙への情報掲載、City Mailの送付、市役所や市内の駅構内でのポスター掲示など、幅広く広報活動を行ってきた。また、市のホームページに掲載された報告書によると、2020年2月に行われた譲渡会では28匹の猫が出展され、その内15匹の譲渡が成立している。里親希望者の受付から譲渡までの対応は参加団体が各自で行っているため、里親の選定など細かい基準はそれぞれ異なってくる。しかし、それを考慮したとしても出展数の半数の譲渡が成立しているのは、やはり保健所で開催される譲渡会には里親希望者のみが集まり、そこに双方向での需要と供給の関係が成り立つからなのだろう。

日本は海外と比較して「譲渡」という手段がまだまだ浸透されていないが、取材で上口さんは保健所や動物愛護団体が飼育管理する犬猫の譲渡について「譲渡会や他のイベントを通して、今後も周知を行う予定です」と前向きに回答してくれた。

 


第2章 駅前譲渡会とボランティア団体の実情

2020年11月21日、駅前譲渡会が再開されていると聞いて私は南越谷駅に向かった。南越谷駅前譲渡会は越谷市内の代表的な譲渡会だ。10年以上にわたり複数のボランティアさんたちによって開催されてきたが、新型コロナウイルスの影響によりしばし休止を余儀なくされていた。この日の猫の参加数は少なかったが、久しぶりに見るその光景に安心感を覚えた。

写真2 駅前譲渡会の様子(筆者撮影)
写真2 駅前譲渡会の様子(筆者撮影)

幼い頃から身近にあったこの駅前譲渡会こそが、ココとの出会いの場であった。高頻度で開催されていたため、1回限りのイベントとは異なり地元民が身近に感じられる譲渡会となったのだろう。私と同じように駅前譲渡会を機に保護活動に興味を持った人は少なくないはずだ。

 

駅前で譲渡会を開くことのメリットとデメリット

「コミュニティの場として、ボランティアさんたちは必要な場と考えています」。そう答えてくれたのは、越谷わんにゃんボランティア(以下、越わん)代表のゆんりさんだ。元々は個人で猫の保護・譲渡をしていたが、駅前譲渡会の開催日を周知できるようにと越わんのホームページを設立した。現在は団体・個人ボランティアさんたちの後方支援としてホームページにて里親募集の手伝いや里親希望者とのやり取りを行うほか、フリマ・バザーで保護医療費を作り、お金・フード・医薬品を寄付している。また、ボランティアさんに代わり活動の様子をブログにも載せている。

そんなゆんりさんに駅前譲渡会のメリット・デメリットについて伺ったところ、予想外の回答が返ってきた。メリットとして「たくさんの人、保護活動を知らない人に活動を知っていただけること,募金をしていただけること」を挙げる一方で、「外なので天気・気温により当日中止しなければならないこと,猫を雑踏に置かなければならないこと,猫には興味がない方・酔っ払いなどにボランティアさんが絡まれたり長話に付き合わなくてはならないこと(無下に対応して何かされたら困るため),里親希望は1匹も声がかからなかったのに子猫の相談が数匹あったり子猫を持ち込まれてしまったりと本来の主旨とは異なる結果が多くなってしまい、更にボランティアさんが忙しくなってしまうこと」など、デメリットの方が多かった。

ここで挙げられたデメリットの中で私が最も気になったのは「猫を雑踏に置かなければならないこと」だ。実際に駅前譲渡会に行った時のことを思い返してみると、ほとんどの猫はケージの中で眠っていた。そのため猫たちがリラックスしているようにも見えたのだが、それはどうやら私の思い違いだったようだ。「子猫はほとんどストレスを感じていませんが、成猫は雑踏の中、知らない場所に連れて行かれて暑い・寒い・怖い・数時間トイレできない…ととてもストレスを感じています。中には帰宅してから体調を崩す子、逃げ回って隠れてしまう子、次にはもうケージを見ただけで逃げてしまう子がいます。狭いケージに閉じ込められ、時に選挙演説がうるさい場所に置かれ、ストレスとしか言えません」。たしかに狭いケージの中では遊ぶ事ができないため、子猫は寝ていることが多い。その一方で成猫は恐怖から耳が倒れ、ずっと緊張しているそうだ。中には何度も参加して慣れている子もいるかもしれないが、お話を伺う限りでは駅前は猫たちにとって決してリラックスできるような場所ではないと感じた。「それでも駅前しか譲渡会場がなくて仕方なく開催しているのが現状です」。雑踏の中、少しでも猫たちの精神的ストレスを減らすため、暑い日は保冷剤、寒い日はホッカイロを入れて管理し、真夏・真冬は開催を控えている。

 

私個人の経験から、駅前譲渡会は譲渡会の存在や保護活動を知らない人たちに興味を持ってもらうのに有効な手段であると考えていた。しかし、こういったメリットがある一方でデメリットが存在するのもまた事実であると今回の取材で気付かされた。

 

ボランティア頼りの現状

殺処分ゼロを達成する地域が増加してきていることに関しても、「殺処分ゼロ=本当に動物たちが苦しみの無い世界になる、ではない」というのがゆんりさんの意見だった。「狭いセンターの檻の中でただ殺してはいけないから、ゼロにしないといけないからと生かされているだけの動物たちがいます。殺してあげた方がよっぽど良いと思える施設もあります」。たしかに、先述した神奈川県の動物愛護センターのような「生かすための施設」は日本にはまだまだ少ないのが現状だ。

いわゆる「動物保護先進国」と呼ばれるドイツでは、「ティアハイム」と呼ばれる保護施設が国内に500ヶ所以上存在している。この施設は「動物も感覚がある存在であり、人間と同じように扱わなければならない」という発想のもと作られており、新しい飼い主が見つからない場合でもそこで一生過ごすことが可能だ。運営費の多くが企業や市民からの寄付金で賄われているという点からも、ドイツ国民の動物保護への関心の高さが伺える。
ドイツのような「動物保護先進国」と比較すると、日本が遅れをとっているのは確かだ。「生かすならば動物たちが本当に幸せになれるように、もっと国が体制を整えてこの問題に取り組んでほしい」、そう願うのは必然的なことだと感じた。

 

ただ、行政だけがどうにかなればそれで良いという問題ではないのもまた事実だ。「もちろん補助や制度の変革は希望しますが、何より地域住民の私達ひとりひとりがもっと動物に対して心を寄せて、野良猫1匹に対しても自分の住む地域の問題ととらえてみんなで協力して問題解決に取り組む気持ちがあればと思います」。
先ほど紹介したドイツでは、長年にわたる動物保護への取り組みから動物愛護の思想がしっかりと社会に根付いている。それに対して日本ではどうだろうか。「野良猫が子猫を産んでも他人事、野良ママが大変なのに知らん顔、子猫が危険なのに誰かがどうにかするだろうと人任せにし過ぎです。ボランティアなのだから保護して当たり前、保護にはフードや医療費がかかると話すと『ボランティアにお金払わないといけないんですか?』と言う人もいます」。
このような小さな出来事ひとつずつを住民が協力しあって取り組んでいけば、結果的に殺処分は減るとゆんりさんは考えている。「国も結局はひとりひとりの集団ですから……国の変革を待つよりも一人ひとりの気持ちを変えたほうが早いですよね、気持ちというか行動というか」。

 

未来につながるTNR活動

6匹生まれた猫のうち半分がメスだった場合、計算上ではそのまま何もせずに放置していると1年で200匹になるとも言われている。このような状態がエンドレスに続くことを防ぐために行われているのがTNR活動だ。TNRとはtrap(捕獲)、neuter(去勢)、return(戻す)の頭文字をつなげたものであり、その名の通り野良猫を捕獲し、不妊去勢手術をし、もといた場所へ返している。また、不妊去勢手術を受けた猫は耳をV字にカットするため、不妊去勢が済んでいる事が一目で分かるようになっている。こうする事で不要な捕獲を防いでいるのだ。TNR済みの猫たちは、その耳の形から「さくらねこ」とも呼ばれている。

越わんでは通常のTNRに加え、ワクチンやレボリューション(ノミダニ回虫駆虫薬)の接種を必須とし、その他風邪やケガなどの医療も受けさせている。「野良猫にとって生涯最初で最後の医療なので、その時に必要なできる限りの医療を受けさせます」。
TNRは野良猫が増える事を防止し、「地域猫(地域住民が協力して共同管理する猫)」として人間と共存していく事を目的とした活動だ。「TNRは猫が好きなボランティアがやるものだと決めつけず、やる気さえあれば誰にでも出来る事だと知って欲しいです」と、ゆんりさんはブログでもそう訴えている。

私自身、野良猫を保護した経験が三度ある。庭に住みついた子や怪我をしていた子、エイズを持っている子など境遇は様々だったが、今は3匹とも実家でのんびりと暮らしている。正直これ以上猫を保護して飼うというのは厳しいと思っていたが、TNRなら自分も挑戦できるのではないかと感じた。

写真3 実家で保護した猫たちの現在(筆者撮影)
写真3 実家で保護した猫たちの現在(筆者撮影)

 

越わんでは勉強会や写真展を開いたり保健所と協働する体制をとったりしてTNR活動を広めているが、既に行っている活動を続けるだけでも精いっぱいなのが現状だという。ゆんりさんは若い世代に対してもこう呼びかけている。「これからを担う人たちにこの活動を知ってもらう為にはSNSなどを駆使して私たちにはできないまた新しい方法でこの活動の広報をして欲しいです。ボランティアさんたちは高齢のため、保護はできてもそれ以外の部分は思うようにできなくなってきています。今後誰がこの活動を継いでくれるのかと真剣に悩んでいるようです」。本来は後方支援団体である越わんも、TNRをすればそこには保護が必要な子がいて、やっと1匹里子に出たかと思うとすぐに次の子が保護されてキリがない。

「ボランティア任せ、この現状をどうにかして変えて欲しいです」。問題は山積みだが、私たちにできることも意外とたくさんあるのではないだろうか。一人ひとりがこの問題に関心を持てば、日本も「動物愛護社会」へ一歩ずつ近付いていけるはずだ。

 


第3章 保護猫カフェが動物保護の入り口になる?

入り口の扉を開けてすぐに目に飛び込んできたのは、天井から吊り下げられた雲の通路を堂々と歩く猫の姿だった。オルゴール調のBGMが流れる癒しの空間、「保護猫カフェさくら」だ。

写真4 店内でくつろぐ猫たち(筆者撮影)
写真4 店内でくつろぐ猫たち(筆者撮影)

 

先述のTNRについて調べている時、偶然見つけたのが「いながき動物病院」の記事だった。一般的な動物病院とは異なり不妊手術を専門としているため、駅前譲渡会にいたボランティアさんたちもTNRの際によくお世話になっているそう。現在は越谷本院で週に2回、他県にある分院で月1回の出張手術を行っている。専用のトレーラーで多頭飼育崩壊の現場に赴いて、駐車場や空き地などで手術することもある。

そんないながき動物病院が運営する「保護猫カフェさくら」について、今回はお話を伺った。獣医学生の頃から保護猫カフェの開業が夢だったというももこ店長は、取材に対しこう答えてくれた。「学生時代から保護猫の譲渡活動を行ってきました。多い時はアパートに10匹くらいの保護猫と暮らしていました。獣医師になってTNR活動がメインとなりましたが、保護猫をたくさん抱えるボランティアさんを目の当たりにしました。そして手術だけでは問題は解決できないのだと痛感しました」。本来ならば一度捕まえた猫はそのまま保護するのが理想的だが、家庭で適正に飼育できる数には限度がある。そういう時の選択肢の一つとしてTNRがあり、一人で生きていく力のある猫たちは元の場所に放される。一方で幼猫や健康状態に問題のある猫はそのまま保護されるケースが多い。また、多頭飼育崩壊の現場にいた全ての猫を地域猫として元の場所に戻すことは現実的に考えて不可能だ。こういった状況から、ボランティアさんたちは保護主としてたくさんの猫を抱えている。「里親さんが見つかりにくい成猫をたくさん抱えたボランティアさんの負担を減らしたい」、そんな思いで開業したのが保護猫カフェだった。

さくらではたくさんの猫を保護しているボランティアさん(=保護主)から成猫を預かって、保護主の代わりに新しい飼い主を探している。つまり譲渡の代行をしているということだ。運営のほとんどがボランティアスタッフによって行われており、現在は50人ほど参加しているそう。仕事やプライベートに支障をきたさないように、各自の得意分野を生かして楽しみながら活動している。

 

保護猫カフェでの譲渡会

カフェで預かっている猫たちの譲渡は、面会→自宅訪問→トライアル→正式譲渡という決められたフローがある。猫たちの所有権は保護主にあるため、カフェと保護主とで協力して行っていく。猫を初めて飼う場合、自宅訪問で脱走対策やいたずら防止策などの生活上のアドバイスを行う。トライアルは猫と一緒に暮らしていけるかどうかを確認する大事な期間だ。中には「先住猫とうまくいかない」、「鳴き声が大きく近所から苦情が出た」などの理由でカフェに戻ってくる猫もいるそう。そういう場合は里親希望者さんとの相性が良くなかったと割り切って、スタッフとともに次のご縁を探していく。また、トライアル期間が終わり正式譲渡となった後も定期的に写真を送ってもらうなどして里親さんと連絡を取り続けている。

 

店内に入ってしばらくすると、スタッフさんが「よかったらこれも見てみてください」と分厚いファイルを持ってきてくれた。中にはカフェにいる猫の一覧と、それぞれの境遇やカフェに来てからの様子などが記された資料が入っていた。

資料を見ていた時、ちょうど目の前にいたのが当時さくらで最年長だったモコちゃんだ。テーブル下のハンモックの中でくつろぐ彼女を撫でながら、このカフェのリピーターになる人の気持ちが分かったような気がした。

写真5 猫たちの資料とモコちゃん 店内のほとんどの猫が首に名札をつけている(筆者撮影)
写真5 猫たちの資料とモコちゃん 店内のほとんどの猫が首に名札をつけている(筆者撮影)

 

カフェでの譲渡の良いところは、何と言っても「普段の猫の姿を見ることができる」ところだ。譲渡会などで別の場所に行くと固まってしまう猫が多い中、カフェでは猫の個性を分かってもらったうえで譲渡することができる。これは猫にとってもストレスの少ない方法だ。また、不定期開催の譲渡会とは異なりいつでも気軽に訪れることが可能なので、里親希望者も焦らずに決断できる。気に入った猫がいれば何度でも会いに行けばいいのだ。

 

オンライン譲渡会への挑戦

コロナ禍で休業を余儀なくされたのは保護猫カフェも同じだった。さくらも2020年4月8日から2ヶ月弱休業していたという。さくらでは休業に入る少し前からInstagramで猫の写真を投稿し始めていた。3月28日、第1回のライブ配信を医院長の稲垣先生が行い、その反響の大きさからライブ配信にも力を入れていこうと思った矢先の休業だった。
「休業中も猫の様子をお届けしたいと、さらにライブ配信に力を入れることになりました」。さくらのスタッフは40〜50代の女性がほとんどで、ライブ配信どころかInstagramすら使ったことがないという人が多数だった。そのためスタッフ同士で協力してマニュアルを作り、みんなで教え合いながら手探りでライブ配信を始めた。休業中は1日に2〜3回、ライブ配信を行った。

慣れないスタッフがただただ猫の様子を映すだけのライブ配信だったが、反響は大きく、毎日楽しみに待ってくれるファンも現れたという。「お客さんが入っているとなかなか出てこない猫が楽しく遊んでいる様子や、夜の猫たちの姿を映したり、その猫の来歴を詳しく説明したりすることで、より個々の性格を把握してもらえ、『この子と暮らしたい』と申し出てくださる方が増えました」。休業期間中は譲渡会もお休みしていた。それにも関わらず、ライブ配信の影響で譲渡数が急増したのだ。「休業前の毎月の譲渡数は5〜6匹でしたが、休業後の5月の譲渡数は16匹、3倍になりました」。
営業再開後もライブ配信を続けたところ、配信を見てカフェに来てくれる人やカフェに来たことはないけれど里親希望を申し出てくれる人が出てきた。譲渡数も毎月7〜8匹がトライアルに出るという状態を保っており、この流れでオンライン譲渡会も始めることになった。

 

以前はカフェのバックヤードで譲渡会を行っていたが、バックヤードは狭く密になることが避けられない。そのため、営業再開後も譲渡会開催は見送っていた。しかし、オンラインであればバックヤードに入るのは猫とスタッフだけで済む。さくらのアカウントにはそれなりのファンがついていたので効果も見込めた。「その頃になるとインスタライブ(Instagramのライブ配信)の録画が残せるようになったのも大きかったです」。インスタライブは配信終了後にIGTVへ再シェアすることが可能だ。この機能を利用することで、配信から時間が経ってからも問い合わせが来るようになったという。「世間では軒並み譲渡会が中止となっているなかで、オンライン譲渡会で保護主と猫を飼いたいという方を結び付けられたのは良かったと思います」。
現在、オンライン譲渡会は毎週土日に開催している。さらに、事前に予約をすればボランティアさん以外の一般の方が保護した猫も参加することが可能だ。

 

より多くの猫を救うために

この日私は大学の友人と一緒にカフェに来ていた。最近猫の可愛さに目覚めたと話す彼女にそのきっかけを聞いてみると、叔母が猫を保護したのだと教えてくれた。その猫は鍵のかかったケージに入れられたまま、叔母の家近くの公園に置き去りにされていたそうだ。保護されたのは8月上旬、真夏の暑い日だった。
こうした遺棄のケースは保護猫カフェでも起こっている。 2020年11月3日、Twitterで話題になっていたのは千葉県船橋市の保護猫カフェ「ととの森」の店頭に置き去りにされた2匹の子猫の記事だった。2匹はキャリーバッグに入れられた状態で看板の裏に隠すように捨てられていた。捨てた人は保護猫カフェなら保護してくれるだろうと思ったのかもしれない。
「保健所で引き取ってもらえないから」、「保健所に連れて行くのが可哀想だから」、ペットを捨てる人にも色んな事情があるのだろう。しかしそれはどんな理由であれ「遺棄」という立派な犯罪であり、許されない行為なのだ。

 

こういった問題は行政だけでは解決できない。できる限りのことをしている自治体も多いが、問題はなかなか減らない。「原因は日本人の動物に対するモラルの低さにあると思います」と、さくらへの取材でも似たような回答をいただいた。「動物の問題を知ってどうすれば解決できるのか考える機会が少ないのかもしれません。日本人の意識が変わらないと本当の解決は難しいと思います。意識を変えるには地道に啓発活動を続け、行政や民間が協力し長い時間をかけた活動が必要です」。
さくらでの活動が「楽しみながら参加する」ということに重点を置いているのも、活動の継続を第一に考えているからだ。「猫の活動は短距離走ではなくマラソンのようなもので、全力で走り抜けて疲れ切ってしまうよりもたくさんの人の手を借りてゆっくりだけど確実に前進していくことに重点を置いています」。

 

カフェにいる猫たちの来歴は様々だ。店内にはTNRの印であるV字カットを耳に施された「さくらねこ」もいた。スタッフの方に耳がカットされている子とされていない子の違いを尋ねると「保護主さんによっては最初から保護するつもりでいる方もいらっしゃるので、カットをしていない子もいます。もともと飼い猫だった子たちもカットはされていないですね」と丁寧に教えてくれた。先ほど紹介したモコちゃんは元の飼い主さんが国指定の難病になったため新しい家族を探すことになり、カフェにやって来たそうだ。カフェにいるさくらねこはTNRのために捕獲と手術は行ったが事情があって元の場所に返せなかった子たちなのだろう。

写真6 カフェにいた「さくらねこ」 左耳がV字にカットされている(筆者撮影)
写真6 カフェにいた「さくらねこ」 左耳がV字にカットされている(筆者撮影)

 

カフェに来てからの様子もそれぞれ異なる。預かり始めた時点で人に馴れている子、環境が変わったことでしばらくの間怒っている子、中には保護主宅でもカフェでもほとんど触れない子もいる。そんな猫たちも、たいていの場合はスタッフやお客さんと接することによって少しずつ人に馴れていく。「人馴れしていない猫にとっては毎日大きな刺激のある環境です。時間が解決してくれるケースがほとんどなので、スタッフさんやお客さんが総出で猫を馴らすために毎日少しずつ触ったり声掛けをしたりしています」。保護主宅では人に接する機会があまりない場合が多く、人馴れが進みにくい。その反面、カフェに入ってから人を大好きになる猫もいるという。保護猫カフェには「環境が与えるストレスが猫の性格を変える」という良い副作用もあるのだ。

 

日本には譲渡会や保護動物の存在すら知らないという人がたくさんいる。そんな中でも「保護猫カフェ」の存在は一般的な譲渡会よりも「動物保護の入り口」として敷居が低く、馴染みやすいのではないかと感じた。また、動物病院がカフェを運営し、そこにボランティアさんが参加するというかたちで活動を行なっているため、経営がしやすい。「このノウハウを生かして同様の保護猫カフェを複数設立できれば、より敷居が下がり活動を拡大していくことができるかもしれません」。現在、首都圏にはたくさんの保護猫カフェがある。「これから地方に保護猫カフェを増やしていけたら面白いと思います。もっとさくらのような保護猫カフェが増えて、猫と暮らしたいと思った時に保護猫カフェに猫を探しに行くという選択肢が広がってほしい」、それがさくらを運営するももこ店長の願いだ。

 


第4章 新たな譲渡のかたち

今回の取材では、越谷市保健所,越谷わんにゃんボランティア,保護猫カフェさくらの3団体にそれぞれの譲渡会についてお話を伺った。

まず、保健所の譲渡会では譲渡率が比較的高いということが分かった。これは、里親希望者と譲渡先を探すボランティアが集うため双方向での需要と供給が成り立つからだと考えられる。しかしその反面、保健所の譲渡会は少し敷居が高く感じられた。越谷市の場合、参加している動物はボランティアさんたちが管理している子たちだが、「保健所主催の譲渡会」は保護活動に興味を持ち始めたばかりの人にとってはハードルが高い。

一方で駅前のような多くの人が利用する場所で行う譲渡会は、今まで保護活動を知らなかった人たちが興味を持つきっかけになるだろう。誰でも気軽に立ち寄ることができ、ボランティアさんにとってもコミュニティの場として必要だ。しかし、譲渡率に関しては決して良いとは言えない。譲渡が目的のはずが里親希望者は現れず、逆に新たな猫の相談を持ちかけられることも多いからだ。また、駅前譲渡会は活動を広めるうえで効果的だが、猫にとっては負担が大きい環境だ。子猫ならまだしも、成猫には正直向いていない。

では保護猫カフェはどうだろう。カフェのキャパシティに限りがあることや健康管理が難しいなどのデメリットはあるものの、猫たちにとっては安心して新しい家族を探すことのできる環境なのではないだろうか。また、いつでも気軽に立ち寄れるという点や何度も通って猫たちと仲良くなれる点、誰でも入りやすい「保護猫カフェ」という名称からも、動物保護の入り口として馴染みやすいだろう。

 

また、取材をしていると、行政,ボランティアさん,里親希望者をつなぐ大規模なローカルネットワークが必要だと感じる場面が多々あった。譲渡会や保護動物の存在を広めるためには、保健所やボランティア,保護猫カフェなど、それぞれのデメリットを互いに補いながら協力して活動を広めていく必要があるからだ。そしてそのネットワークの中心で行政と個人をつなぐのは保健所の役割ではないだろうか。これからの保健所には、殺処分ではなく保護された犬猫たちを生かすためのネットワークづくりを担ってもらいたい。

図4 保健所がつなぐ命のネットワーク(筆者作成)
図4 保健所がつなぐ命のネットワーク(筆者作成)

 

オンライン譲渡会も今後様々な団体で有効活用できるはずだ。SNS上で譲渡先の候補を増やすコミュニティが形成されるのも時間の問題かもしれない。しかしこれを実現するには若者の協力が必要だ。これから先、SNSでの広報や配信のサポートなど間接的な保護活動が若い世代の間で広まっていったらいいなと思う。

今回取材した3団体以外にも、ペットショップが保護動物の里親募集をしていたり、地方の廃校を改装して保護猫シェルターを運営している団体があったりと、保護活動のかたちは様々だ。スーパーでのお買い物募金など、意外と身近なものが「動物保護」に繋がっている。一人ひとりの意識が変わること、それが問題解決への近道になることは確かだ。

 


終章 動物と暮らすということ

2020年12月19日、保護猫カフェさくらのインスタライブでモコちゃんが卒業することを知った。投稿にも、フォロワーから「卒業おめでとう」とのメッセージが寄せられていた。卒業前にもう一度会いに行けなかったのが心残りだが、10才にもなる彼女の里親が見つかったと聞いて素直に嬉しかった。どうかモコちゃんが新しい家族の元で幸せに暮らせますように。

 

私は物心ついた頃から保護活動には興味があった。それでもこの記事を書くかどうかは随分悩んだ。殺処分という現実に向き合うのを恐れていたからだ。取材を通して、不幸な動物を減らすために奮闘している人たちと出会った。彼らの活動を目の当たりにし、その思いを聞いて、自分も勇気をもらった気がしている。

ペットショップで気軽に動物が手に入る時代だが、動物と暮らしていくのはそんな簡単なことではない。お世話をするには時間も体力もお金も必要だ。ペットを飼いたいという人は自分に終生飼養の覚悟があるのかどうか、飼う前にもう一度よく考えてみてほしい。ペットを飼うということはその子の命を預かることを意味するからだ。

私たち人間は憲法で「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利が保障されている。ペットたちはどうだろう。動物愛護管理法があるものの、法律上「物」として扱われる。それでも彼らには幸せに暮らしていく権利があると思う。私たちより短いその命を、どうか大事にしてあげてほしい。

写真7 我が家の愛犬たち(筆者撮影)
写真7 我が家の愛犬たち(筆者撮影)

 

 


注釈

[1] 一般社団法人ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」より集計
https://petfood.or.jp/data/chart2019/index.html〉(2020/12/16 最終閲覧)

[2] 環境省「動物の殺処分方法に関する指針」より引用
https://www.env.go.jp/hourei/add/r072.pdf〉(2021/01/10 最終閲覧)

[3] 環境省 動物愛護管理法「動物の愛護と適切な管理」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/index.html〉(2021/01/10 最終閲覧)

[4] 環境省HP「動物の愛護と適切な管理 人と動物の共生を目指して」統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html〉(2021/01/10 最終閲覧)

[5] 警察庁HP「令和元年における生活経済事犯の検挙状況等について」p.17 図表19より引用
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/seikeikan/R01_seikatsukeizaijihan.pdf〉(2020/12/16 最終閲覧)


参考文献

・浅川千尋,有馬めぐむ(2018)『動物保護入門 ドイツとギリシャに学ぶ共生の未来』世界思想社
・環境省HP「動物の愛護と適切な管理 人と動物の共生を目指して」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html〉(2021/01/10 最終閲覧)
・保護猫カフェさくらHP
https://inagakiah.com/保護猫カフェさくら/〉(2020/12/23 最終閲覧)
・越谷わんにゃんボランティアHP
http://越谷わんにゃん.com〉(2020/12/23 最終閲覧)
・一般社団法人ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」
https://petfood.or.jp/data/chart2019/index.html〉(2020/12/16 最終閲覧)
・越谷市HP
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/smph/index.html〉(2020/12/16 最終閲覧)
・埼玉県HP
https://www.pref.saitama.lg.jp〉(2020/12/16 最終閲覧)
・川越市HP
https://www.city.kawagoe.saitama.jp〉(2020/12/16 最終閲覧)
・一般社団法人ティアハイム小学校HP
https://www.tierheim-okayama-pre.com〉(2020/12/16 最終閲覧)
・イオンペット株式会社 LIFE HOUSE HP
https://www.aeonpet.com/lifehouse/〉(2020/12/16 最終閲覧)
・警察庁HP「令和元年における生活経済事犯の検挙状況等について」
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/seikeikan/R01_seikatsukeizaijihan.pdf〉(2020/12/16 最終閲覧)
・日本経済新聞「動物虐待摘発、初の100件超 改正法6月施行、厳罰化」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57242840W0A320C2CE0000〉(2020/12/16 最終閲覧)
・東洋経済オンライン「『猫カフェに子猫2匹を捨てた』飼い主の無慈悲 ペットを飼う資格『ある人・ない人』の決定的差」
https://toyokeizai.net/articles/-/380146〉(2020/12/16 最終閲覧)
・佐藤匡「動物殺処分根絶に向けての地域における取り組み〜動物行政の現状と自治体の取り組みについて〜」
http://repository.lib.tottori-u.ac.jp/files/public/0/4942/20180622150858648955/rs11(3)_23.pdf〉(2020/12/03 最終閲覧)
・岩倉由貴「社会問題の解決に向けた市場創造アプローチの検討〜犬の譲渡普及促進に向けて〜」
https://sapporo-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=6840&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1〉(2020/12/03 最終閲覧)
・東京新聞「野良猫の殺処分を減らせ 越谷の獣医師、不妊手術に全力」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/13852〉(2020/10/01 最終閲覧)
・越谷市「動物愛護管理法等の改正(令和2年6月1日施行分)」
https://www.city.koshigaya.saitama.jp/smph/kurashi_shisei/fukushi/hokenjo/pet/event/douaihoutoukaisei.html〉(2020/09/04 最終閲覧)
・sippo-朝日新聞デジタル「『引き取り屋』という闇 『殺さずに、死ぬまで飼う』」
https://sippo.asahi.com/article/10560159〉(2020/08/10 最終閲覧)
・神奈川県HP
https://www.pref.kanagawa.jp/index.html〉(2020/08/10 最終閲覧)
・ザ•ノンフィクション特別編「犬と猫の向こう側」
https://youtu.be/D1Ok0ocx70s〉(2020/02/09 視聴)

 

このルポルタージュは瀬川至朗ゼミの2020年度卒業作品として制作されました。